MIS(経営情報管理システム) 見える化の説明と課題
経営情報管理システム(Manegment Infomertion System)の頭文字をとって、MISと言いますが、どんな素晴らしい経営情報管理システムでもその情報が日常的に見えなければ、見える化したとは言えません。
見える化とは、いつでも・どこでも・だれでも 見えるような状態のことを示します。
MISを利用すれば、会社の経営情報がボタン一つで見る事が出来る場合が多いです。かと言って、全社員がいつも見ているかと言われれば・・・見ていないですね。経営情報って、普通の社員には興味がわくものではないですよね。
当社での取り組み
そこで、当社では、3か月に1度の評価システムと1.5か月毎の面談で、経営情報に関連することも含めて評価されます。嫌でも経営情報の数字を見なければなりません。それが自分の評価に繋がり、自分の給与にも影響する仕組みになっているからです。
自分の給与が、MISの数字によって決まるようになってくると、自然と会社の数字が気になってきます。それを当社では、MBO(目標管理制度)といった形で明確な数値基準と尺度を設けて、社員へ開示しております。
会社に利益が残れば、昇給額も増え、利益が残らないと昇給もままならない状態になります。これが目に見えてわかるのがMISの効果なのです。
MIクラウドで見ることのできる指標
項目としては、部署にもよりますが、MIクラウドでは
- 全社付加価値:会社全体での利益になります。(役職が上の人間程大きく影響します)
- 個別付加価値と個別売上:営業は売上よりも付加価値が重視されます。
- 加工高金額:生産部の場合、社内で行った仕事が多いほど評価されます。
- 不良品損失金額:つながるワークスというツールで自動算出されます。
- 残業削減率:昨年実績との比較による算出です。
の5つが主な指標となります。ここで付加価値とは、MIクラウドの場合(付加価値=売上ー(用紙代+外注費))となります。
まとめ
こういった仕組みで経営情報の数字だけでなく、評価基準も見える化させる事により社員自らが数字に意識を持ち、受注した仕事に対して、前向きに取り組む事が可能になります。
見える化は、自発的な行動を行う社員を育成するための第一歩です。
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