MIクラウドは全社DX推進の第一歩。働きやすく誇りをもてる会社へ

 

西濃印刷株式会社は、岐阜市と名古屋市に拠点を置く、総合印刷会社です。
東海地方・近畿地方のお客様と地域の発展をサポートするため、
印刷だけに限らない幅広い業務に携わっています。
今回は、代表取締役社長の河野様と、制作部の竹内様に、導入のきっかけや導入後の変化を伺いました。

オリジナルのシステムから使いやすいシステムに移行したい!

――― 導入前の御社の課題と導入のきっかけを教えてください。

河野社長 : 導入前はクラウドではなくて、サーバーに入ったオリジナルのシステムを使っていました。OSのバージョンをあわせるのに毎回苦労したり、モバイルの環境で使えないということがあり、今後発展性があまり見込めない状況でした。
そんな中で新しいシステムを考えていたのですが、コストの割合や使い勝手の良さ、また、同じ印刷業界の方が開発を行っているということで、使いやすいのではないかと思い、MIクラウドを検討しました。
竹内様 : 以前は作業した一つ一つの仕事にかかった時間を手作業で集計していたんですが、そういった手間を減らしたいと考えておりました。その手間がなくせるというのが、導入の決め手として大きかったかなと思います。

印刷業ならではのシステムの細かい部分の設定は難しい

――― システム会社でなく、印刷会社が作っている点での違いはありましたか?

河野社長:最初にお話をさせていただいたときに、課題点の共感度が高かったので、共有化できるのではないかなと思います。システム会社さんだと、一般的な話でシステムの導入や運用を擦り合わせていくと思いますが、「ですよね」という共感できるところから始まって、一緒に仕組みを作り上げていくところが大きな違いだったと感じます。

働き方を変えるきっかけに

――― クラウド化にすることでのメリットはありましたか?

河野社長 : クラウド化以前は、入力したり情報を見たりするうえで必ず会社のパソコンに戻らないといけないことから、効率が悪く、社内のほかの部署で情報を得ようにも一定の決まったパソコンからしか見ることが出来なかったので、非効率だと思っていました。
コロナになって、営業の在宅・テレワークが進む中で、そこで非常に役に立ったのかなと思います。特に遠距離での出張で京都や大阪に出張する社員もいるんですけれども、行った先でも情報を確認できたり、入力することが出来ますし、直行直帰で家でも作業が出来るということで、役に立ったといわれています。

トータルでなく、1つ1つの仕事から見えてくるもの

――― 以前のシステムと比べて仕事のやり方は変化しましたか?

竹内様 : コスト意識について以前より、考える機会が増えました。加工収支(各工程に割り振った金額を設備の時間原価から引いた金額)を知ることで、お客さんからもらえる儲けの部分が分かります。
例えば、制作の工程が大きく黒字だったとしても、仕事全体を見て作業時間がかかりすぎている場合、その仕事は赤字であることが分かります。今までの仕事が黒字のもの、赤字のものが徐々に見えてくるので、一日のMIクラウドの工程表を見て仕事の割り振り方や適正な金額の交渉など課として赤字の理由を改善する取り組みを考えることが出来るようになりました。
河野社長 : 以前のシステムだと経営情報的な数字というのは、一度経理のシステムに落とし込んで、経理の部署でまとめてから、私の手元に来るため、実際は2~3日のタイムラグがありました。しかし、MIクラウドを導入してからは、リアルタイムで売上金額、受注金額、見込みを見ることが出来るので、管理する側としても助かっています。
竹内様:また、以前のシステムだと、作業伝票、作業指示書が営業しか触れない決まりがあって、営業に依頼する形で修正を行っていたのですが、MIクラウドだとアクセス権限の設定で、現場側でも直せるような設定を行うことが可能だったため、見つけた人が作業の修正を行うという仕事のやり方に変わりました。やはり、間違いを見つけた人が直すというのが無駄がないと思うので、作業をよりスムーズに行うことが出来るようになったと思います。
MIクラウドの導入前、導入後の感想をいただきありがとうございました!今後とも、より業務を効率的に行えるよう今後も開発を進めてまいります。